就活生へ。面接の最後の質問タイムはアピールタイムなのか?

こんにちは。

今日は私が新卒採用面接やOB訪問を実際に行っている中で、
学生さんに対してもったいないな思っていることを2点書きます。

個人的な意見になりますが、この2点が改善すれば、面接での評価は高くなると思います。

 

1点目

『最後の質問コーナーは自分をアピールするチャンス』と考えない方がいい。

就活本でもよく見ることですし、実際にいい質問をされた場合は、評価を上げる場合も
ありますが、総じてこの場を使ってアピールしたい意思が透けて見えてしまいます。残念。

私個人としては、質問コーナーを設けている意図は、「あなたにとって自社がいい会社かどうかを理解してもらう」ためであり、あなたにアピールのチャンスを与えるために設けているものではないです。
(最後の質問までに、アピールする時間は十分に取っていると思います・・・w)

ちなみに私がしてもらいたい質問は、この会社に入ることが自分にとって良いことなのかを考えるためのものであってほしいです。そして、その意図を感じる質問をする人に結果的に加点をしていると思います。

 

2点目

『志望動機』はシンプルに言えれば言えるほどgood

「自社になぜ興味をもちましたか?」「なぜ自社を志望しているのですか?」
という質問をすると、だいたい返答が3分位になります(苦笑)
面接という会話の場で、一方的に3分も語られると脳が追いつきませんorz

そして、その後に「一言で言うとなんですか?」と私が質問し、
同じような話が3分繰り広げられるという構造が続きます・・・

 

恋愛を例に説明するのが分かりやすいのだけど、
仮にあなたが、彼、彼女に「私のどこが好き?」と聞いて、3分にわたって話し続けるような返答をされたら、「つまりどこが好きなの?」となってしいませんか?

そうではなくて「あなたのこういうところが好き」「前にこんなことを言っていたでしょ?それで好きになった」くらいのシンプルの答えが欲しいですよね。

 

企業の面接官も同じで、事実に基づくシンプルで力強いコメントが欲しいです。
参考までに、先日面談した学生さんが言ってくれた好例を紹介しますね(その彼には承諾貰っています)

ヘルプマンジャパンプロジェクト(*)の話を知って、御社は介護業界を変えられると本気で思った。私の叔父は地方で伝統工芸をやっていて、優れた製品を作っているが、技術の継承に大きな課題がある。御社に入って力をつけて、伝統工芸版ヘルプマンジャパンをやりたい」

*大学生に介護業界の魅力を伝えて介護業界にってもらうもの

 動機の正解はありません。それよりも相手がなるほどという動機を
用意するのが重要だと思います。

 

以上です。何らかのヒントになれば幸いです。